ポール スタメッツ: 菌類は十三億年前に地上に現れた最初の有機体です。菌類は海から陸に上がり数億年後に植物へと進化しました。菌類は岩を食べることが可能です。ミネラルを母岩から吸収しそのミネラルを菌糸体と結びつけます。

これが土壌生成の最初の段階です。これはあらゆる種の入り口となるものでその後足跡を築いて菌糸体へと進みました。この菌糸体の大きな基盤から植物や動物の仲間が発生したのです。


司会:賢明な視聴者の皆さま、ヘルシーライフへようこそ。世界的に著名なポール スタメッツ氏米国の菌学者で、中でも菌類の研究を専門とする植物学者のお話でした。
一般に知られる菌類はキノコ、カビ、白カビとイーストです。

スタメッツ氏は菌類に関する本「菌のネットワークキノコは世界をどう救うか」など六冊を出版されていて、数十年にわたり菌類の医学的応用やその環境再生の役割を研究してきました。

彼は菌類が惑星を守りうると確信し、「パーマカルチャー」即ち自然界で見られる関係を模倣した人の生活圏食糧生産体系の設計における利用を促進すべきであると考えています。スタメッツ氏の仕事はLディカプリオの環境破壊に関するドキュメンタリー「瀬戸際」で取上げられています。

スタメッツ氏はその活動により菌類学の分野で先駆者と呼ばれてます。彼はその研究と革新的な考えにより多くの賞を得ており、一九九九年の資源保護開発協議会の
パシフィックリム委員会から贈られた新北西賞もそのひとつです。

二〇〇八年、ポールはナショナルジオグラフィック誌のエコのノベーターとアーゴシー財団のEチーブメントを受賞。

ポールスタメッツ氏は、米国の隔月ニュース誌Utneリーダー二〇〇八年十一~十二月号でも「世界を変える五〇名の夢想家」の一人として名が上げられています。
http://www.utne.com/2008-11-13/50-Visionaries-Who-Are-Changing-Your-World.aspx
現在スタメッツ氏は米国アリゾナ医科大学統合医学プログラムの顧問でインターナショナルジャーナルオブメディカルマッシュルーム誌の編集委員でもあります。本日の番組では、スタメッツ氏のお話で菌類があらゆる種の健康バランスを保つ重要な方法に関する考えをお届けします。